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武藤記念講座(講演会事業)

記念講座の記録

2010年5月15日(土)

軍事アナリスト 小川和久氏
「普天間基地から日本の防衛問題を読み解く」(於大阪武藤記念ホール)

普天間移設が14年間も膠着している原因は、ひとえに政治の不在と無責任にあり、政府が決断していれば問題は既に解決していた筈だ。それは世界のどの国でも通用する戦略的なものの考え方が、日本人のDNAに欠けているからかもしれない。

先ず次の基本認識が大切である。即ち第一に我国の現在の防衛予算を五倍以上にしないと安全保障上の抑止力が十分でないこと、第二にその不足は日米同盟でおぎなうことがベターであること、第三に米国の世界戦略では、横須賀と佐世保を基地とする第七艦隊と沖縄を基地とする海兵隊が、ハワイから希望峰まで地球の半分をカバーしている(海兵隊は特に北朝鮮と台湾を標的)。普天間の危険が現実のものとなり、基地反対闘争の火がつけば以上の前提がすべて崩壊することになる。それは日米双方に取り大きなマイナスとなろう。

従ってその対策は急を要する。一週間でも出来る仮駐設地へ移動してまず危険を除去し、最終移転先完成までは普天間を有事の運用のために温存したうえで、現在の合意案か、あるいはあらたな抜本的な構想により、他の基地の整理統合を行いながらハンセンに普天間を移設、あるいはシュワブに軍民共用空港を作り、嘉手納のハブ空港化、さらには新産業を創出して沖縄の自立を実現するべきであると提案された。

以上

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