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武藤記念講座(講演会事業)

第1070回武藤記念講座要旨

    2020年7月4日(土)
    於大阪「國民會館 武藤記念ホール」
    拓殖大学国際学部教授
    呉善花氏
 『日韓はなぜ和解しえないのか』


セミナー





はじめに
  今日はコロナ以降初めての講演で感無量です。1990年に『スカートの風』を出版して以来、全国で毎年百回ぐらい講演を行ってまいりましたが、三か月間も休んだことはありませんでした。現在、私は拓殖大学の国際学部教授として大学で「日本の文化と歴史」を教えていますが、学生には「日本人が海外で外国人と話をすると必ず日本のことを聞かれる。いくら英語が喋れても、日本の文化や歴史を知っていなければ馬鹿にされます」と教えています。韓国から来日して三十数年となりますが、今や日本人よりも日本のことを知っていると自慢に思っております。

第一章 日本と韓国の言葉の違い
第1節 発音の違い
  私は無意識のうちに韓国的な自分が出てしまうことがあります。一つは発音です。なかなか乗り越えられません。韓国語には濁音がありませんので、例えば「ズ」と「ス」の区別ができません。濁音を言えないだけでなく、聞き取ることもできないのです。文章を書こうとしますと間違えることがあります。また濁点を気にし過ぎますと肝心な内容を忘れてしまいます。聞き取りにくい発音でお話することもあるかと思いますが、どうか全体の流れの中で内容をつかんでいただければ幸いです。
第2節 敬語の言い回しの違い
  日本語と韓国語は、語順は一緒ですが言い回しは全然違います。それを端的に表しているのが敬語です。敬語の使い方は正反対です。韓国語では、自分の身内は相手より上です。例えば家で電話に出る時「お父様におかれましては・・」「お母様におかれましては・・」「お姉様におかれましては・・」という言い方をします。会社では「うちの社長様におかれましては・・」と言います。ところが日本語では「うちの父は・・」「うちの社長は・・」と、必ず自分の身内を低くして、相手を持ち上げる言い方をします。韓国人が日本語を勉強する時、必ず敬語に戸惑います。中国人や英語圏の人達は敬語がありませんので、敬語の使い方が難しいわけです。ところが韓国語では敬語が多いものですから、日本でも敬語を自信満々に使うわけです。ところが敬語の言い回しが正反対なので、自分の身内を下げたりすることに耐えられません。昔ある会社へ電話を掛けた時のことですが「鈴木社長様いらっしゃいますか」と言ったところ、若い女性社員が「今、鈴木は席を外しております」と言いました。「一体この会社はどうなっているのだろう」と物凄くショックを受けたことを今でも鮮明に覚えています。「鈴木社長様は若い女性社員に嘗められているに違いない」と思ったものです。そのくらい敬語の使い方が日本語と韓国語で全然違うわけです。
第3節 価値観の違い
  日本人と韓国人は価値観が根本的にともいえるほど大きく違います。その原因は何よりも、韓国が儒教の影響を多大に受けた国だというところにあります。日本には学問として儒教が入ってきましたが、一般生活の中に深く浸透していくことがありませんてした。日本人と韓国人は顔も似ていますし、両国の自然環境も似ています。経済も資本主義で同じですから錯覚するのですが、価値観は大きく違うわけです。朝鮮半島の人達(韓国人や北朝鮮人)の価値観は儒教を基盤に作られているのに対し、日本人の価値観は儒教では説明出来ません。韓国人がなんとなく身内のような意識をもって日本人と接しますと全然違うので、なんて嫌な奴なんだとか感じてしまうことがたびたびあります。ほとんどの韓国人はこうした錯覚をするわけです。日韓が「歴史問題」「慰安婦問題」「徴用工問題」などで和解できないのは、韓国における戦後の反日教育から来ていると多くの人が思っていますが、そもそもそこには価値観の違いがあるわけです。そのことに向き合っていかないと、根本的な問題は解決出来ません。そのことを30年前に『スカートの風』で書きました。それから今まで対談分まで含めて80冊以上の本を書きました。韓国語では「書いて差し上げます」という言い方になりますが、日本語では「書かせていただきました」という言い方になるわけです。意味は同じですが敬語の使い方は全然違います。価値観が違うということをよく表わしています。理屈や論理的では分るつもりでも錯覚しやすいわけです。

第二章 コロナ問題を考える
第1節 コロナで世の中が大きく変わる
  この3か月間で世の中が大きく変わりました。大学からオンラインで指示が来ます。教授会はテレビ会議です。授業も全部オンライン授業です。しかも科目や人数によって様々なアプリを使わなければなりません。私はパワーポイントを使って講義内容の動画を作り、それをユーチューブで大学のホームページにあげることにしました。学生はWi-Fi環境の良いところで、その映像を見ることが出来ます。しかし日本の文化の深い内容を、教室と同じようにユーチューブで理解させることは相当難しいと思います。今後は、大学生だけでなく、一般向けに英語の字幕をつけて提供できるよう準備しておりますが、この1か月間、物凄いストレスでした。しかし次第に慣れてくるものです。今朝のニュースで、東京で仕事をしている人の30%がテレワークをしているということです。これから様々なことが全部変わっていくと思います。無くなってしまう仕事も沢山あるでしょう。今飛行機会社や旅行・観光関係の仕事は、本当に難しくなっております。例えば旅行は、車で、人が混んでない場所へ行く。宿泊は大きなホテルでなく、一軒家や小さな家を借りる。観光ではなくて、農作業などの体験を楽しむという流れになっています。洋服や食べ物を買う時はビルのお店やスーパーマーケット、デパートなどでした。ところがこれからはオンライン上で、アマゾンなどから買うわけです。地上のショップから雲の上のショップでモノを買うということになります。このコロナが強制的にこのような世界に変えていくわけです。今世界中で同時に起きていることです。
第2節 哲学や文化の時代が到来する
  これから時代が変わり「距離を置いて」という時代になるでしょう。私達の精神が、それに追いついていけないので大変な問題になっていくでしょう。これからカウンセラーや宗教が流行ると思います。実は韓国では今宗教が大きなブームになっています。仏教のお坊さんが講演を行いますと、大勢の人が集まります。「心が癒されてない」のはコロナ以前からなのですが、その傾向が益々強くなっています。その宗教に勝るものが哲学や文化です。これらが今後ブームになるのではないかと見ております。文化力を身に着けますと心が豊かになります。世界がAIやITに走っていく一方で、心がそれに追いついていけない。これからは文化力や哲学的な講演依頼が沢山くるのではないでしょうか。今コロナ問題で世界は大変革期となっております。
第3節 コロナに助けられた文政権
  不思議なことに新型コロナ感染者は韓国と日本が一番少ないわけです。アメリカやヨーロッパ、ブラジルは重症化して沢山の人が亡くなっております。韓国政府は3月、感染者数が増えていった時、物凄い勢いで対策を取りました。教会で集団感染が起きた時は、何万人もの信者を全員、症状がなくても検査しました。そして少しでも症状があれば、企業の提供した研修所に隔離しました。またドライブスルー検査が評価され、韓国の検査器やキットは様々な国へ輸出されました。韓国の大統領には物凄い権限がありますから、全国一律に素早く対策を行えました。更に数年前、MARZの流行で、感染防止システムが出来ていましたので素早く対応することが出来たわけです。ところが日本ではそれが出来ません。危機的状態になった時は、独裁的なリーダーシップが必要なのですが、日本の総理大臣の権限の弱さが表れてしまいました。強制力ということで、如何に法律が脆いか、憲法が脆いか、ということが露呈しました。今韓国国民は優越感をもって自画自賛しています。文政権の新型コロナ対策が上手くいったことで支持率が60%以上となり、ちょうど4月15日の選挙では与党が圧勝しました。当初、韓国は日本があまりPCR検査を多くしないということで強く批判していました。しかし今では韓国もPCR検査万能主義を改め、日本のように重点検査方式を取っています。それは、日々陽性者数が膨れ上がり、入院待ちの高齢者が多数出て次々に亡くなっていく、という事態が起きたからです。
第4節 日本に勝ちたい韓国
  日本や韓国で新型コロナ感染者数が少ないことは不思議です。日本人はもともとマスクに慣れていますし、手をよく洗います。日本語は濁音が多く、低い発音で、口はあまり開かないため、唾が飛びません。ところが韓国人はスプーンでご飯を食べるからか、食事前に手を洗う習慣がありません。取り皿を使う習慣もありません。みんなで一緒にご飯を食べます。真ん中におかずが置かれ、それぞれがそれぞれの箸で混ぜながら、つまんで食べます。また食べながら、物凄く話をします。韓国語の発音は「パ」とか「カ」という激音が多いので、唾が飛びます。何故韓国人の感染者数や死者数が少ないのか謎です。とにかく今回も韓国は日本ばかり気にしています。日本の感染数字が上がると嬉しくてしかたありません。スポーツ大会と同じです。日本に勝ちたくて凄いのです。他の国とはそんなに比較しないのですが、日本よりは少しでも数字が上になりたいと思っているのです。

第三章 韓国と北朝鮮の関係
第1節 北朝鮮から見下されている文在寅
  北朝鮮にある連絡事務所が金正恩により爆破されたのは驚きでした。金正恩が怒っているのは文在寅が嘘をついたからです。文在寅は南北会談で「核施設の一か所もしくは二か所を廃棄すれば、トランプ大統領を説得して、経済支援をさせることかできる」と金正恩に約束したわけです。ところがアメリカは、核を100%無くさない限り絶対許しません。ボルトン氏の本でそのことが全部書かれています。つまり約束したことができていないわけです。そのため北朝鮮は文在寅を物凄く見下しているわけです。北朝鮮は儒教社会の上下関係の考え方が強く残っており、金正恩は「自分は文在寅より上だ」と思っています。北朝鮮は韓国に負けたくないわけです。北朝鮮は経済的には下かもしれないけれども、人間的、精神的には我々が上なんだという気持ちを常に持っています。そのため常に上から目線で「韓国の文大統領は馬鹿だ」「牛の頭だ」と馬鹿にした言い方をしています。そして金正恩は、世界第一位の国、アメリカの大統領と直接会いたいわけです。文在寅に仲介してもらいたくないという気持ちがあります。板門店で金正恩とトランプが会った際に、文在寅がその中に入ろうとした時、入り口のドアが閉じられました。これは金正恩の指示です。文在寅は物凄く馬鹿にされ、見下されてたわけです。今回の連絡事務所の爆破は「文在寅は信用出来ない。縁を切る」ということです。それでも文在寅は「我々の力で南と北の平和的な統一をするんだ。いくら文句を言われても怒らない」という態度を示し続け、北朝鮮と一緒になることを狙っています。
第2節 韓国人は何故親北朝鮮なのか
  韓国人が親北朝鮮の文在寅を支持しているのが日本人には理解出来ないと思います。これだけ北朝鮮から怒られながらも、韓国は経済を社会主義化の方向へ進めようとしています。多くの財閥や金持ち達が外国へ脱出しようとしています。財閥から益々税金を取るなど、社会主義化の傾向を深めていっているからです。若い人達は今就職出来ず、本当に深刻な状態に陥っています。文在寅は今、とにかく困った者たちにお金をばら撒いてくれる、凄く優しくて良い大統領となっています。社会主義経済へと移行すれば北朝鮮と一緒になりやすいわけです。多くの韓国人はこれに気が付いていない。もう一つ多くの韓国人が、資本主義に対し絶望感をもっています。長い間の貧富の格差拡大に疲れています。巨大化した財閥対策は長年の問題でした。財閥の経営者が逮捕されましたが、いまや金持ちはまるで犯罪者の扱いです。朴槿恵政権の時も貧富の格差問題は解決出来ませんでした。韓国は経済的には豊になりましたが「本当に幸せなのか」ということです。それで資本主義から社会主義システムに少しずつ変えているわけです。確かにこの方が居心地良い。あまり仕事しなくてもお金が貰える。財閥のお金を回す、就職できない若者達にお金をばら撒く。段々と怠けてしまいます。将来的に凄く怖いことです。今は表面だけ凄く良い感じです。来年は大統領選挙です。与党の大統領が再び政権を握れば、憲法改正し北朝鮮化していくということです。韓国人は資本主義に対する絶望感、財閥に対する絶望感から文在寅を支持してるわけです。保守派はそれに反発していますが弱すぎます。本当に怖いことです。
第3節 反日はまだまだ続く
  今の韓国は、親北、親中国へ走っており、早くアメリカとも、日本とも縁を切りたいという気持ちです。ところがアメリカとは経済問題や安保問題があります。そこで日本とだけは何とかして縁を切りたいのが政権の本音です。北朝鮮と韓国が反日でまとまるわけです。また韓国の右派と左派も反日で一つにまとまることが出来る良い材料です。これからも慰安婦問題や徴用工問題で日本を攻めて来るはずです。徴用工問題では、8月になりますと三菱の資産を現金化するということになります。慰安婦問題は、九十歳を超えた元慰安婦のお婆さんが、慰安婦団体に騙され、利用されたということを全部告白しました。しかし結局そのお婆さんは「呆けてる」とか「病気だから」ということで潰されてしまうと思います。しかし日本人には、慰安婦問題の真実がわかる良い機会になったと思っています。日本が韓国の言いなりとなってもきりがありません。日本人が毅然とした態度で韓国と接することしか日韓関係は上手くいかないと思っております。韓国人も韓国政府も「日本とは手を切り、北朝鮮と手を組みましょう」というのが本音です。
第4節 韓国と北朝鮮は精神的に通じるものがある
  韓国人は、戦後70年間、北朝鮮とは思想が全然違っていると思っていましたが、実は今精神的には全く同じ民族だったということを切実に感じているということです。韓国人にとって金正恩は独裁者ですが、情緒的には通じるものがあり、親近感を感じるのです。それは、韓国に無くなってしまった古き良きものが北朝鮮にはあると感じているからです。表向きでは近代化とAI時代になっていく。けれども韓国人に今必要なのは「精神的な心の癒し」です。戦後、資本主義で経済的に豊かになってみたけれども、何か幸せを感じない。そうした時、北朝鮮は独裁国であるけれども、古き良き朝鮮時代の血が流れていると気が付き、韓国人の一般の人達が親北朝鮮になってきたということです。金正恩に支配されたくないけれども、何とかして一緒になりたいという情緒的な気持ちが働いているわけです。

第四章 日韓がなぜ和解しえないか
第1節 心の付き合いができない
  戦後長い間、日本と韓国はビジネスや個人関係で絶え間なく付き合いをしてきましたが、「どうも心の付き合いができない」というのが韓国人の本音です。心を許さない人達が日本人だと思っています。歴史問題以前の価値観の問題です。韓国人の多くが日本に滞在し同じプロセスで日本人を理解していきます。まず1年目は、日本人は皆親切で、優しくて思いやりがある。治安も良いし、とても清潔であると日本に良い印象を持ち、大体の韓国人が親日に変わっていきます。ところが2年目、3年目に入り、もう少し踏み込んだ付き合いをしようとした時、心の中、血の流れが合わないということを感じます。日本人は表面では親切で優しいけれども、本当の心の中で付き合えない人達だと深刻に感じるわけです。日本に滞在したことのある某女性ジャーナリストは「私は日本に2年半滞在し、一つだけ良かったことがあります。それは韓国で生まれたことが幸いだったと気づいたことです。日本に学ぼうという声が高いけれども、日本のような国では絶対学んではいけません」と前置きし「日本人は異常な人達です。部屋に入る時、靴を脱ぐことは韓国人と同じですが、日本人は身体を後ろにねじ曲げ、靴を外側に向けて揃えて置き、再び身体をねじ曲げて部屋に入ります。これは日本人の心がねじ曲がっていることをシンボリックに物語っています。靴を部屋側に向けたまま、それが乱れようと気にせず、部屋の中に入るのが、本来の人間のあるべき姿です。日本人の家から帰ろうとする時、お母さんは靴を外側に向けて揃えて置きます。早く帰って欲しいという印です。韓国人に対する偏見に満ちた行為です。私は死ぬまで日本人を許せません。恨み続けていきたい」と書いています。『日本はない』と題するこの本は戦後最大の300万部以上売れ、日本を研究する人たちは必ずこの本を参考文献に使います。彼女は後に国会議員になり、前の朴槿恵大統領は、彼女をスポークスマンとして使っていました。
第2節 習慣の違い
  日本と韓国には、文化や価値観の違い以前に、習慣の違いがあります。先ずごはんの食べ方の違いです。日本人は茶碗を持って、箸でご飯を食べます。味噌汁は、お椀をもって直接飲みます。韓国では絶対してはいけない行儀の悪い食べ方です。韓国では左手は膝の上に置いたまま、右の手だけ使うのが正しいごはんの食べ方です。味噌汁は箸を置いてスプーンで飲みます。日本人は箸を両手で揃えて置きますが、韓国人は片手でテーブルの上にぽんと置きます。日本では絶対してはいけないことです。よく日本人から韓国人の焼肉とキムチの食べ方を何とかして欲しいと言われます。噛む音です。日本人は音を出さず黙々と食べます。ところが韓国では「音を出して食べないと飢え死にする」と言われ、グチャグチャと音を出して食べます。その方が美味しく食べている印です。日本料理は、素材の味を大切にするため煮ても焼いても混ぜることを極端に嫌います。ところが韓国では素材の味はそんなに大切ではありません。いかに混ぜるかがポイントです。食卓の上にのぼってきたものは混ぜながら食べます。また韓国人が日本の家に招かれて物凄く怒ることが二つあります。一つは家族の皆さんは素晴らしいお箸を使っているのに、お客さんには安っぽい割り箸を出すということです。韓国人を差別してるという気持ちになります。もう一つは取り皿です。私のことを汚いと思っているという気持ちになります。韓国の鍋料理は取り皿はありません。スプーンで四方から腕をのばし、直接口に運びます。必ず鍋の中を混ぜながら口に運びます。韓国人はその姿を見て、自分も早く仲間に入りたいと食欲が出るわけです。食欲は人間の根本にあるものです。美味しく感じられることが日本と韓国は全然違うということです。
第3節 人間関係を作る距離の置き方が違う
  日本人は初対面で会った時、お辞儀をするからでしょうが、人と人の距離を置きます。西洋人は握手をし、ハグします。顔までつけるのが文化です。韓国人もお辞儀をしますが、とにかく速やかに相手との距離を縮めようとします。そこは人間関係を作る上で日本人と全然違います。それは目に見える距離だけではありません。例えば初対面で話をして気が合うなと思った時、日本人は「今度お茶でも飲みましょう」と言います。しかし本当にお茶を飲む機会があるかどうかわかりません。韓国人は「お茶を飲みましょう」と言った時から一体になった気持ちになり、物凄く距離が縮まった感じになります。女性の場合は、すぐに腕を組んで歩こうとします。これを早く出来ることが人間力に繋がります。来日して、たまたま教室で隣に座った人から「これからよろしく」と言われました。その時から私はその人との距離がなくなったつもりでいました。教室を出た時、私が腕を組もうとすると、その友達はそっと離れます。翌日、友達を作るため、隣の人の筆箱を勝手に開けてボールペンを使い「ありがとう」も言わず元に戻しました。韓国では友達に「貸してくれる?」「ありがとう」は禁物です。その言葉はすごく寂しく感じてしまうのです。友達ならば、あなたのモノとわたしのモノの区別はないと思います。私のモノを自由に使ってほしい。「ありがとう」という言葉は必要ありません。ところが日本人は「親しき仲にも礼儀あり」と言って、「ありがとう」を頻繁に言わなければなりません。ものすごく他人行儀に聞こえるわけです。夫婦間でもご主人に「奥さんに、ありがとうと言われますか」と聞きますと、「勿論です。言わないと離婚ですよ」と言われます。韓国では「ありがとう」という言葉は、離婚の危機です。夫婦間に距離を感じるからです。友達の一人が経済的に成功し、もう一人の友達が貧困のままでいたら、財産の半分ぐらいは渡し助けるのが本当の友達であるというのが韓国人の人間関係です。韓国人は日本人と国家の間でも同じことをやりたいわけです。日本を同じ儒教文化圏であるかのように勘違いするわけです。韓国人は上の立場にいると下の人にタダであげる。それが小さければ「私のことを小さくしか認めてくれない」と思うわけです。慰安婦問題で韓国に10億円支払いましたが、韓国側は、自分たちの価値はこのくらいかと拒否され、10億円は行方不明になっているわけです。徴用工問題も同様です。これは北朝鮮も同様です。助けてあげても、私の価値はこれしかないか、ということになるわけです。

おわりに
  韓国は儒教で成り立った国で、今は文在寅の考え方が正義です。それに対し日本の精神性は多神教です。様々な神々や宗教、儒教も入っています。韓国人は、日本人の多様な考え方や価値観、歴史的に様々なものを受け入れ、これが途切れず続いていることを理解することができません、むしろ耐えられないわけです。儒教は自然の神様を信じてはいけませんし、先祖以外のものは祀りません。ところが日本人は山や滝に向けてお辞儀をし、太陽を見てお祈りする。韓国人から見れば、自然の神々にお祈りするのは未開人の発想です。いろいろな神様を祀ることは節操がないと思うわけです。だから未開人であり、信用できないとなるわけです。ここまで遡って韓国と日本を見ていかなければ、政治的なところで解決しようとしても解決できないと思います。

                                                   質疑応答
「質問1」

  反日教育は今でも続いているでしょうか。

「回答1」

  今も反日教育は続いています。今はもっと強くなっています。


「質問2」

  文在寅は次期も大統領になるのでしょうか。

「回答2」

  現行法上二期は出来ません。文在寅大統領派の人がなるように仕組んでいます。


「質問3」

  日韓関係は和解しないで、今後何年続くと予想されますか。

「回答3」

  反日というのは韓国のエネルギーですから終わりがありません。反日をすればするほど北朝鮮と仲良くなっていく道でもあります。北朝鮮と韓国が統合していく材料です。反日を言うことで韓国人がまとまります。反日を言う時だけは、凄くパワフルになります。


「質問4」

  慰安婦像の撤去は国家マターなのでしょうか。

「回答4」

  今韓国では慰安婦団体の責任者が問題となっておりますが、政府は彼女を保護する作戦に乗り出しました。再びこの慰安婦問題は徴用工問題と一緒になってまた持ち出すと思います。


以上は、拓殖大学国際学部教授 呉善花氏の講演を、國民會館が要約、編集したものです。文章の全責任は國民會館が負うものです。



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